所信及び基本理念、基本方針、スローガン

 

 (社)丹波青年会議所 第35代理事長 大槻祥三

 

はじめに

 1972年10月1日『明るい豊かなまちづくり』を目指し、丹波市(旧氷上郡)に青年会議所が誕生しました。以来34年間、時代に即した事業が年々展開され、脈々と引き継がれてきました。そして、昨年12月3日、より地域に根ざす青年会議所として、(社)丹波青年会議所に名称変更の承認を経て、本年35周年の節目に新たな一歩を踏み出すチャンスを頂きました。しかし、名称が変わっても私達の目的は一切変わりません。丹波市の『明るい豊かなまち』を目指し、歴史をしっかりと継承した上で、次代へ繋げていきます。創立以来、当青年会議所を発展、継承して下さいました先輩諸兄に感謝致します。

 

まちづくり

 先輩諸兄の提言のお陰で、住民主体の合併運動に繋がり、その結果『丹波市』が誕生し、私達の活動エリア=丹波市となりました。20数年前から合併を推進してきた私達の地域は、全国に起こる平成の大合併とは、一味も二味も異なると考えます。その事を踏まえ、私達が永年研究してきたノウハウを今こそ発揮するときであると考えます。つまり、私達青年経済人の得意分野である経営感覚のあるまちづくりを大いに発揮することです。売上対策=税収アップ策、経費削減=行政を含む市民の資質向上です。費用対効果をしっかりと考えた形で、前を向き、将来を見据えた若者らしい提言が、丹波市には必要な事であると考えます。34年の歴史を振り返り、『多自然10万人都市』を目指し、より時代に即した形で、行政・住民の皆様方に私達のビジョンを発表し、経済活動やJC運動を通じて、地域社会に貢献しましょう。

 

ひとづくり

 『企業は人なり、人の成長なくして、会社の成長はなし』青年会議所も丹波市も全く同じ事が言えるのではないでしょうか?会社であれば、働かせて頂く私達が先頭となって、自己育成に努め、従業員の皆様と共に成長する事が、何よりの喜びであり、会社の発展に繋がります。JCは、メンバー一人ひとりの成長が、LOMの質を向上させ、その地域になくてはならない団体へと成長すると考えます。地域においても住民一人ひとりの成長がまちの発展に繋がり、ひいては明るい豊かなまちになると考えます。その様な意味でもひとづくりが重点課題であります。人として生かされている事を認識し、人にしか味わう事の出来ない感動、つまり人の喜びが我喜び、人の悲しみが我悲しみである事をJC活動や関わりを通じて、共に学んでいきたいと考えます。そして、先輩の皆様、ご支援戴く関係各位に感謝の念を忘れる事なく、恩返しの意味でも皆様に喜んで頂ける様、一人ひとりが色々な事に積極的にチャレンジし、『我以外皆師として』自己を見つめ、高めていきましょう。

 

 

次代の宝

 凶悪犯罪が年々若年層化している今日、全ては私達大人の責任であり、親の責任であると考えます。私達人間は何のために生まれてきたのでしょうか?何のために勉強をするのでしょうか?頭が良ければそれで良いのでしょうか?一流の大学を卒業された方は全員が幸せなのでしょうか?私は頭の善し悪しでその人の幸せが決まるとは思いません。少しでも大きな会社に就職するため、自分の将来の生活のために勉強するのではなく、私達が仕事やJC運動をしている様に、少しでも人の役に立つため、社会のお役に立つための勉強であると思います。親として、大人として、地域の先生として私達がどうあるべきかをさらに考え、自分さえ良ければと云う現在の考え方の狂いに気付き、自他の区別を無くす正しい考え方を学び、講師派遣を通じて中学生に伝えていく事が大切であると考えます。そして、心豊かな人々が行き交う次代への礎になればと思います。

 

会員拡大

 私達は縁あってJCに入会し、活動しております。その縁は人によって様々なものであったと思います。しかし、その与えていただいた縁をつかみ入会してきたのではないでしょうか。そして、入会した事でそれぞれが知り合いとなり、日々の活動や運動を通して友人になって、学び合ってきました。入会をしていなければ、一生知り合うことのなかったメンバーも話すことのなかったOBの先輩も多いのではないでしょうか?その縁を大切にするか否かで私達の将来も変わってきます。もしJCに入っていなかったらと考えると私自身は怖くなります。一人ひとりに同じチャンスが与えられているのです。私達も与えて頂いた縁を一人でも多くの方に伝え、一人でも多くの方との縁を増やし、喜び悲しみ合える仲間の和を広め、互いに有意義な将来にしていきましょう。

 

最後に

 私達は、数えきれないお陰を頂き、生かされ、JC活動をしております。会社や家庭、仲間は勿論の事、目には見えないものも含め、たくさんのお陰に感謝し、色々と恩返しをさせて頂くことが大事であると考えます。誰もが平等に頂いている一日という時間をどう過ごすかで、恩返しの内容も度合いも変わってくると思います。明日には繰り越すことの出来ない時間を有意義にし、今しか出来ない事を互いに精一杯させて頂き、一度きりの人生を共に謳歌しましょう。そして、一人ひとりがなくてはならない人財へと成長し、その成長を喜び合える仲間になっていきましょう。

 

二度とない人生だから・・・  

 

【基本理念】

一、何事にも『感謝の心』を持って行動します。

一、いつでも『謙虚な姿勢』で行動します。

一、『縁=関わり』と『時間』を大切にします。

 

 

【スローガン】

創ろう!自立した丹波市を

  〜幸せのバトンを次代へ〜

 

 

【基本方針】

一、35周年事業の成功

一、『多自然10万人都市』への提言

一、自己育成の実践

一、心豊かな次代の宝の共育

一、会員拡大の絶対推進

一、行政・各種団体との連携、協力

一、OB会員、メンバーとの交流

一、メディアコミュニケーションの活用